まりんのてりとりー
めずらしくゆきがふりつもったよるに
わがやにやってきたこねこ、まりん
はじめてみるゆき
はじめてみるかお
はじめてあしをふみいれるいえ
てれびのうらにこもりきり
くらがりのなかでめだけをひからせ
ものおとがするたびにびくつき
ごはんをまったくくちにしなかったまりん
いすのしたにもぐりこみ
ときおりなきごえをあげ
きづくといすのうえにすわりこみ
ごはんをすこしくちにするようになったまりん
へやじゅうをうろつきまわり
たちどまってはけづくろいをして
おおきなのびをくりかえし
ごはんをのこさずたべるようになったまりん
なんどもあしもとにすりより
なでられるとのどをならしつづけ
いつのまにかそふぁーのうえがいばしょになり
ごはんをじぶんからさいそくするようになったまりん
そして
やくそくのひがやってきて
まりんは
かいぬしにつれられて
かえっていった
まりんが
すこしずつひろげていった
てりとりー
わたしの
こころの
なかにまで
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