創世般猫心経
きがいっぽんはえてきた
そこにはきがいっぽんあるだけだ
きがさらにいっぽんはえてきた
そこにはきがにほんあるだけだ
きがさらにすこしずつふえていった
とりがいちわやってきた
そこにはとりがいちわいるだけだ
とりがさらにいちわやってきた
そこにはとりがにわいるだけだ
とりがさらにすこしずつふえていった
きがみをつけた
とりがみをたべた
とりがたねをはこんだ
きがめをだした
きととりが
たがいにみみをすませていた
かぜがふいてきた
このはがゆれた
あめがふってきた
つばさがぬれた
かぜがやんだ
あめがやんだ
そらがはれてきた
ひかりがさした
きととりが
ひかりのなかでひとつになった
だいちがほてりはじめた
みどりがささやいていた
ひざしがかおりはじめた
みどりがたちこめていた
こだまがうねりはじめた
みどりがざわめいていた
いのちがめぐりはじめた
みどりがうずまいていた
いつしかそこは
もりになっていた
| 固定リンク
「般猫心経アレンジリンク」カテゴリの記事
- これまでの制作リスト(2013.10.06)
- インターニャショナル(2013.06.24)
- 大法螺般猫心経(いつも心に大法螺を)(2013.03.11)
- 創世般猫心経(2012.12.28)
- メリハリ般猫心経(2012.11.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント