藤衛門企画 (H29/1/14) 高円寺無力無善寺
オースチンレコードの藤衛門氏の主催ライブに参加してきました。
根津にあったバオバブや梅島のユーコトピアでよくいっしょになった藤衛門氏、馬橋のオリンズでよくいっしょになった阿坐弥-azami-さん、はらいそ主催ライブに出演してもらった、小堀一延さん、若草山苺さん、原始さんのお三方、そして今は亡き高松貴久君などなど、旧はらいそ時代には、藤衛門氏ならびにその周辺の方々には、いろいろとお世話になったので、感慨もひとしおでありました。
トップバッターは、Materia-Rhythm。
非常に人当たりのソフトな人でしたが、約30分、ほとんど微動だにせず、機材のつまみを微調整しているその様には、おだやかな狂気(?)がにじみでていたような気がいたします。
サイトには、くつろげるノイズ音楽、とありましたが、ミニマルミュージックというのか、大きな展開などはなく、淡々と約30分で1曲という構成であるにもかかわらず、退屈しなかったのは、構成の妙なのかなと。
2番目と3番目の出演者は、奄美大島出身とのことで、同郷の人なのかどうかはわかりませんが、この2組のお客さんで、この日は満員でした。
でもって、その2番目が、重村大将。
ちなみに私のレパートリーの酔いどれなうは、小林旭の自動車ショー歌のお酒版、ということで、作った曲なのですが、彼は、この自動車ショー歌の替え歌、ドラッグ版というのを歌ったのですが、歌詞のはまり具合が、おそるべき完成度でした。
誰が作ったのか、はっきりわからなかったのですが、(知り合いと言っていたような)、才能の無駄遣い、という言葉を思い出しました。
帰ってから、ネットで探してみたのですが、忌野清志郎版の自転車ショー歌、あとは、原発ショー歌というのがあったのですが、ドラッグ版は見つからず。
ぜひまたどこかで聴いてみたいものです。
3番目が、ほりえだいすけ。
開演前の雑談のときに、テレビからの出演のオファーがあった話をしていたのですが、お店にテレビ取材があった日にたまたま出演者だったからテレビにうつった、という誰かさん(?)のような話ではなく、本人そのものに取材が入るのが、うなずけるような演奏でした。
1曲だけ、マルチエフェクターかなにかで、面白い効果音を出していたのですが、あれはなんていうものなのか、聞こうと思って忘れてしまいました。
そして、4番目が、主催者の藤衛門氏とパーカッションのジョー山本氏によるジョー衛門。
藤衛門氏のエレキギター弾き語りと、ジョー山本氏が、持ち込みのドラムセットにプラスして、さまざまなおもちゃ楽器を間の手的に繰り出すという編成。
何曲か猫が出てくる歌があり、無善寺での猫歌遭遇率の高さは半端ないなと。
そして、最近逝去されたという父親に捧げられた歌が、よくあるお涙強要(?)的でなくて、かえってしみじみとよかったです。
「とうちゃん」という呼び方も最近あまり聞かなくなったなと。
でもって、最後が私でした。
ちなみに、ギターを使うときには、演奏前にはのまないようにしているのですが、この日は、久しぶりに木魚のみ、で、順番も最後だったこともあり、かなりののんだくれ状態でしたが、それがいいようにはたらいたのか、かなりうけて、曲の合間のMCも、無善寺名物的によくころがって、最後には、アンコールまでいただいてしまい、ありがたや!
そのアンコールには、時期ネタということで、干支にちなんだねこどこをやりました。
演目
1、にゃんこかぞえうた
2、インターニャショナル
3、モクギョ対モスラ
4、ポクラーのテーマ
5、ポクポクにしてあげる
アンコール ねこどこ
あと、ライブのあいまの雑談のなかで、着物姿でお客さんとしてきていた阿坐弥さんの「持ってる着物は100着くらい」、そして「これからの人生であらたに洋服を買うつもりはない」という発言にしびれました。
と、そんなこんなで高円寺の夜がふけていったのでありました。
藤衛門企画
1、Materia-Rhythm
2、重村大将
3、ほりえだいすけ
4、ジョー衛門
5、猫耳坊主
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