ライブ女郎部屋 (H29/1/26) 高円寺無力無善寺
無善寺で毎月第4木曜日定例のライブ女郎部屋に参加してきました。
トップバッターは無善菩薩。
ちなみに、1曲めが始まったときには、店内に菩薩のほかには、私しかいなくて、マントゥーマン、ならぬ、菩薩トゥー坊主状態でしたが、2曲目以降、出演者やお客さんが三々五々集まってきて、対面ライブは1曲で終了。
菩薩襲名(?)以後のレパートリーでかためられた楽曲はどれも印象的でしたが、とくに、最後の「地の果てのカップル」は、この地上の自称ラブソングのほとんどが吹っ飛ぶ素晴らしい曲だと思います。
2番手が私。
演目自体は、全部で15分くらいだったと思うのですが、曲のあいま、あるいは、曲の途中に客席からとんでくる不規則発言の対処におわれたりしているうちに、トータルでは持ち時間の30分を少々オーバーしてしまったような。
いつもは持ち時間よりかなり余裕をもって終わらせているので、その貯金(?)分で、ご容赦いただれればと。
ちなみに、現在公開中の映画「サイレンス」が、江戸時代の日本を舞台にした映画であるけれども、ロケは台湾で行われたという話から、テレサ・テンも歌っている台湾の民謡阿里山的姑娘 (高山青) の替え歌の「台湾の猫に会いたいわん」を久しぶりにやりました。
演目
1、にゃんこかぞえうた
2、インターニャショナル
3、台湾の猫に会いたいわん
4、ポーリュシュカポーレ伝説
5、耳なし芳一(都市伝説バージョン)
そして、続いてが、Mr.Whisper.Z+怪蝕日蝕しんたろう。
ライブごとに、さまざまなスタイルの即興をくりだしてくるウイスパー氏ですが、この日は、ゲストをむかえてのかけあい即興。
そのゲストは、近々、ボクシングのライセンスに挑戦するという話でしたが、以前、詩のボクシングというイベントがあったり、また、いろいろな意味で自由(?)なウイスパー氏の言うことなので、即興するうえでの土台としての設定なのではないかと思ったりもしたのですが、ライセンス挑戦の話はどうやら本当だったみたいです。
さらに、その怪蝕日蝕しんたろう氏は、言葉での即興のみならず、様々な楽器もくりだしてきて、とくにマトリョミンにはびっくりいたしました。
リングの上で、マトリョミンで、ロッキーのテーマなどをやったら、曲調と音色の落差でうけそうな気がするのですが、いかがでしょうか?
二人で即興をやる場合は、二人の間合いのせめぎあいという面白さが生まれる一方で、終わらせ方が難しいなと感じた次第。
4番手が、レギュラーのババカヲルコ。
ぱっと見は、四谷天窓などで歌ってそうな感じなのに、歌が始まると、似て非なる、いや、あきらかに別の世界が広がっていき、ギャップが強烈でした。
ちなみに無善寺のライブタイトルには、強烈なものが多いですが、「元金髪メス豚GIRLの恩返し」は、無善菩薩が名付け親と聞いており、この日の「ライブ女郎部屋」も、きっとそうなんだろうと思っていたら、ユーチューブに、彼女の曲で、その名も「女郎部屋」というのがアップされていて、ということは、セルフネーミングなんですね。
たまげました。
このタイトルに対抗するには「ライブタコ部屋」しかないのかなと。
そして、最後は、ジバボッテン。
キーボード、エレアコギター、そしてボーカルという男性3人組でしたが、心の旅を印象的にはめこんだ曲があったり、ミスター•ロンリーの日本語訳バージョンがあったりしたあとで、ラストに、まさかのマッチング•モウルのオー•キャロラインのカバーという内容でした。
また、オリジナルでも、台湾にいきたいわん、ならぬ、タイにいきタイみたいな、いや、すでにタイにいったあとのコミカルな歌があったりと、バラエティーにとんだ構成でした。
ということで、この日は、強引にまとめるなら、アジアの光と影が乱反射しながら、高円寺の夜がふけて、あっ、いや、この日は、まだその先があったのでありました。
客電がつき、菩薩が、ステージの片付けに入ったのですが、ライブ中にトラブルがあったキーボードのチェックのために、ぽろんぽろんとたたいているうちに、何かがおりてきてしまったのか、いきなり、即興で、ある意味(?)ラブソングな「きみへ」をキーボード付きで歌いだして、一同大爆笑。
この日一番の盛り上がりとなったのでありました。
と、そんなこんなで高円寺の夜がふけていったのでありました。
ライブ女郎部屋
1、無善菩薩
2、猫耳坊主
3、Mr.Whisper.Z+怪蝕日蝕しんたろう
4、ババカヲルコ
5、ジバボッテン
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