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2020年8月17日 (月)

オープンマイク ええじゃにゃいか その参拾弐 (7・26) 高円寺無力無善寺

 無善寺オープンマイク、32回目でした。
 参加者は、お客さんを含めて13人で、2巡しました。

 トップは私。
 貧乏人音頭という曲を歌いました。

 菅原駿。
 狭山市からやってきたギター弾き語り。
 クラゲという曲をはじめとするころんばという人のカバーなど。
 ピコピコ系の曲を、弾き語りでやる妙味という感じが。

 ヨウカイ
 エレキギターの弾き語りやインスト。
 KISSのTシャツ姿でしたが、それとは裏腹なというか、土俗的というのか、一癖ある感じの歌やインストでした。

 星野児胡
 田端義夫を彷彿させるくらいに高い位置でギターをかまえての弾き語り。
 シュールさと過激さがないまぜになった歌詞は、極左系のたまという感じかなと。
 天皇陛下、荒川静香、藤井聡太と続いて、無善菩薩の名前が出て、さらに、私の名前が出てきて驚きました。
 まあ、人間誰しも、いつかは死にますよ。

 渡辺八畳
 詩の朗読をベースに、いろいろな形態で活動しているようで、ポエトリーペインティングオーケストラなるものもやっているそうです。
 一巡目は、テキストを見ずに、演劇的な感じの朗読で、二巡目は、テキストを読む朗読とお題をもらっての即興詩。 
 即興でありながら、テンポによどみとかがまったくなくて、手練れ感が。

 蒼伎敬
 権藤権藤雨権(以下省略)。
 やちよゆゆさんの曲にアレンジ等で参加してるという話が前にありましたが、梅星えあさんのMVにも出てるようです。
 また、以前、若々しい感じがすると書いたことがありますが、不特定多数に向けたフィルターを通してはいながらも、ベースは極私的だからなのではないかとふと思った次第。
 そして、我が身をふりかえれば、ここ十数年は、完全不特定多数ソングしか作ってないなと。
 9月30日に無善寺でワンマンライブをやるとのことです。
 
 菜都美子
 最近、彼女の身に起きたことが、今年の無善寺十大ニュースに認定されたとかで、その顛末が語られましたが、そのうちに、歌になったりするのでしょうか。
 この日のオープンマイクは演劇的なパフォーマンスが多かったような気がしますが、彼女の歌も、1曲の中で、歌い方というか表情がいろいろとかわる曲が多いなと。
 そして、「野たれ死んでしまえ」という歌詞がありましたが、別の意味でしゃれにならなく聞こえてくる今日この頃。
 8月30日に無善寺でワンマンライブをやるとのことです。

 うすいうさぎ
 テンプレをテーマにした作品が印象的でした。
 昔、スターリンの曲に天ぷらというのがありましたが、テンプレと天ぷらは、意味合いも似てるような気が。
 二巡目では、携帯を使った演劇的な朗読。恋愛がらみの作品は初めて聞いたような気が。

 タダフジカ
 ギタープレイもさることながら、歌のほうでも、語り口調があったり、ボイスパーカッションがあったりと、多種多彩な技による涼しげなギター弾き語りでした。

 安藤哲太朗
 曲調、そして歌声、ともに、大人向けというのか、内省的というのか、初期衝動で一周回ったあとの何かというか。
 バートバカラックをふと思い出しました。

 牛田モウ。
 久方ぶりに、房総の暴走チャンピオンベルトを持参。
 そしてこの日の衣装は魔法使いというコンセプトとのことでしたが、ステージ衣装を一体何着持っているのかと。

 無善菩薩は、この日はお休み。

 でもって、二巡目には、スーパーストロング変態仮面が登場。
 前回と同じ唐草タイツに、今回は黒パンティーをかぶり、赤いブラジャーをつけ、さらに、そこに、まわしのごときブルースワンを装着というトッピング全部のせ状態。
 ブルースワン君との共演では、かもめのジョナサンのバナナパフォーマンス的な趣向が繰り広げられました。
 少し前に、似たような人を、無善寺で見たような気がするのですが、そこでのストイックなたたずまいの弾き語りと、この日のサービス精神の塊のようなパフォーマンスとの落差自体が、すでに変態の領域に達しているのではないかと。

 そんなこんなで、高円寺の夜がふけていったのでありました。
 参加していただいた方々、ありがとうございました!

無力無善寺
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